第2章 学校のミッション・学習塾のミッション

学校と塾が社会から求められている役割(ミッション)は、相対するものではありません。いずれもが子どもたちの健やかな成長を願うからです。と言って、まったく同じではありません。それぞれが求められている姿を考えてみましょう。

1. 『学校』に求められているミッション
 
公立と私立の違いはありますが、ともに学校教育法及び学校教育法施行規則にのっとり、国民として共通に身に付けるべき基礎・基本の確実な習得を図ることにより,「自ら学び,自ら考える力」などの「生きる力」を育成し、各自の興味・関心,能力・適性,進路等に応じて選択した分野の基礎的能力を培いその後の学習や職業・社会生活の基盤を形成することを役割としています。 そのため、

①児童生徒を伸ばす学習指導の実施⇒児童生徒が活気にあふれ、目を輝かせる授業の展開。わかる授業、伸びる授業の実施
②健全な心身の育成…心のかよう生徒指導、心に響く道徳教育の実施、集団意識を高める学級活動・部活動

特に、新学習指導要領ではコミュニケーション能力の育成と言語力の育成が大きな柱になっていることから、これまでの授業から脱した創意工夫、改善が求められています。

2. 『学習塾』に求められるミッション
 
10年前のある調査では、小学生の23.6%、中学生の59.5%が塾に通っているという結果が出ています。
また、社団法人日本学習塾協会が行った「全国教育白書アンケート」では、「なぜ塾に通っているのか(通わせているのか)」という質問に対する答えです。子供の57%が「勉強ができるようになりたいから」で「親にいわれたから」は13%しかいないのに対し、親の44%が「受験や進学に備えて」、20%が「学校の勉強ができるようにしたいから」、23%が「本人の意思で」と回答しています。
このことから、それぞれ、目的意識を持っています。そのためには、
①「もっと勉強ができるようにする」…「塾に通えばもっと学力が上がる」ようにすること。
②やる気(学習意欲)を醸成する…知識技術の伝授にとらわれず、学習意欲を持たせること。
③「わかる」「できる」に責任を持つ…「わからない」「できない」ことについて言い訳はできません。
④保護者の望みを理解し、社会で必要とされている人材を育成する…授業料は保護者が支払っていることから、保護者の望みや希望を充分ふまえ、社会で必要な人材を育成することです。

第3章 指導者としての基本 >>

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