第1章 新しい時代の教師像

経済・科学・情報化の発展は、世界をより身近なものにしています。一方で、バーチャルの世界と現実世界との区別もままならない不透明の社会の中で、豊かな人間性と確かな学力の定着を目指し、明日を担う子どもたちの育成に向けた教育への期待や関心が高まっています。そして今、皆さんは夢や希望を持ち、新たな人材を育てる第一歩を踏み出そうとしています。言うまでもなく教育は、次代を担う子どもたちの育成という大きな使命があり、同時に責任もあります。
こうした状況の中で、学校や学習塾では子どもたちへの深い愛情と理解、豊かな人間性。そして専門職としての幅広い視野と知識をもつ資質の高い講師が求められています。 

1. 教師としての出発 

(1) 児童生徒との新鮮な出会い
・新学期は児童生徒にとって、進学・進級の時であり、胸ふくらませる時期です。また、教師にとっても異動や着任の季節であり、最初の出会いで一年が決まるといっても過言ではありません。

(2) 教え育てる
・児童生徒はもとより、保護者、所属長をはじめ先輩教師も新たな先生との出会いを待っています。教壇に立ったときから「教える人」としての自覚を持ち、それぞれの期待に応える責任があります。「教える人」としての使命感に燃え、豊かな人間性とあいまって教師としての専門性を日々の教育実践の中で発揮することが求められています。  
                    
(3) 児童生徒に学ぶ
・「教うるは学びのなかばなり」という言葉がありますが、教師は、児童生徒を教え育てることを職務としていますが、実は児童生徒からからも多くのことを学んでいることを忘れてはなりません。
・児童生徒の持っている良さや、特性、伸びる芽を見落とさず、的確に捉えるためには、目の前の子どもたちをよく見つめることが必要です。相手を良く知ることで初めて相手を理解し、信頼関係が築かれていきます。これは、相手を外から眺めることでなく、一人一人の変化に気づき、声をかけ、励ますことで構築されるのです。
・児童生徒を知ることは、「児童生徒の目線で指導する」ことでもあります。同じ目の位置や立場に立って初めて悩み、苦しみ、喜びを理解し、分かち合えるのです。このことは、単に児童生徒の言いなりになることではありません。教師が深い愛情を注ぎ、温かく、厳しく、心に響く指導を続ける中で、共に歩む教師となることができます。それだからこそ教師は「一期一会」の気持ちを常に忘れないようにしましょう。

2. 研究と修養

(1) 専門家としての努力を惜しまない
・新任の教師はもちろん、経験を積んだ教師であっても、日々研鑽に努めることが大切です。授業の専門家を目指して、授業を通し子どもたちから信頼される存在であるように努めなければなりません。教師は研究と修養に努めるのが使命です。
・教材研究に励み、よりよい授業を目指すには、先輩から学ぶ謙虚さも必要です。先輩たちが努力と経験によって得た豊かな指導力を学び自分のものに創り出すことが大切です。

(2) 希望を持って
・どの子どもも「授業が楽しい」「勉強がわかった」「問題が解けた」と、願っています。そして、「よくできたね」「がんばったね」の言葉を誰でもが聞きたいはずです。教師は、そんな子どもたちの姿に喜びを感じ、教師としての責任を自覚し、「もっとよい授業をしたい」「楽しい授業をしたい」と努力します。そして、その積み重ねの中で自信や誇りもが培われます。このことは、教師自らが成長を目指し、自己研鑽・自己啓発し磨き合い学び続ける姿勢、希望をもって伸びようとする教師の生き方が、児童生徒をも成長させると言ってもよいのです。

第2章 学校のミッション・学習塾のミッション >>

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