東京立正タイトル

今回お伺いしたのは、東京都杉並区にある東京立正中学校・高等学校です。

『建学の精神』
昭和元年(1926年)堀之内妙法寺30 世岡田日帰上人により「五重塔を建てるよりも、学校をつくって人間の塔を建てよう」という誓願と決意をもとに設立。

『建学の理念』
-生命の尊重、慈悲、平和-
杉並区の「やくよけ祖師」で有名な堀ノ内妙法寺が昭和元年に「人間の心に塔を建てん」との理想を掲げて設立した創立88年目の学校です。今後は本校の伝統である仏教の精神を土台とした建学の理念「生命の尊重、慈悲・平和」を基本としたこれまでの教育の伝統を育みながら、21世紀型の教育の実現に努力し、日本だけでなく国際社会で活躍できる人材としての基礎を育成したいと考えています。

東京立正 外観

インタビューに答えて頂くのは、校長補佐 石川 伸也 先生です。

皆から愛される・好かれることって無理?というより本当に難しいことですよね!ですがみなさん、世の中にはそんな凄まじい人間力をお持ちの方がしっかり存在するんです。そうです、今回ご紹介する石川先生です。
定年後は役者(語り手)になる!と笑顔で第二の夢を語ってくれた先生。
その時の舞台の最前列には菊地がいます!絶対に。
今回のインタビューを通じ『人間力=言葉がなくても表情で何かを語れる力(人)』だということを感じさせて頂きました。

それでは第17回「アイティーチャー菊地が行く!学校インタビュー」ご覧ください!

教員を目指そうとしたきっかけとは

菊地
「石川先生、その笑顔に会いに来ました!というのが本音なのですが…インタビューを始めさせて頂きますね(笑)。先生が教員を目指そうと思われたキッカケを教えて下さい。」
 
石川先生
「教員という存在を意識し始めたのは小学校4年生の頃でした。弟を相手に先生ごっこをして遊んでいたのを覚えています。板書をしているところや教える姿が面白いと感じていたんです。ただ、私はすごく緊張しやすいタイプだったので人前で話すことが本当に苦手でした…そんな私を変えるキッカケをくれたのが、中学校1年生時の担任の先生でした。クールな方で口数が多いほうではなかったのですが、校内の“弁論大会”に『立候補してみな!』と背を押してくれたんです。そのおかげでなんと!!人前で話すことが好きに?!なりました。」
 
菊地
「すっ。すごい!ちなみに弁論大会に向けての秘策はあったのでしょうか?」
 
石川先生
「父のアドバイスがありましたね。『目の前の人は皆じゃがいもやカボチャだと思え!』と…もちろん人間にしか見えなかったですけどね(笑)。弁論大会が終わった後の会場からの大きな拍手や、たくさんの人から『良かったよ~!』と嬉しい言葉をたくさん掛けて頂いたおかげで、気持ちが良くなりやみつきになってしまったんでしょう(笑)。 」
 
菊地
「なるほど~!ちょっとしたキッカケで人は大きく変われるということですね。先生、今はもう緊張しないのですよね??(笑)」
 
石川先生
「授業は流石に緊張しませんが、やはり今でも大勢の人の前で話す時には緊張しますよ!ただ、緊張するってとても大切なこと。足がガクガクしたら準備完了のサインだと思えば良いのです。」
 
菊地
「人は緊張して失敗して、時に成功して…そうやって素敵なオトナになっていくのかもしれないですね。石川先生のように!!」

 
初めての教壇での思い出

菊地
「では先生、初めて教壇に立たれた時のことを覚えていらっしゃいますか?」
 
石川先生
「私は非常勤講師からスタートしたのですが、初年度は日本史を担当していました。初めての授業は…教卓に正座して“落語”を披露しました!(笑)キッカケ・つかみが欲しい一心で斬新すぎる行動に出てしまいまして。ただ予想通り一瞬で人気を獲得することができ、他クラスの子からも声を掛けられるかけられる(笑)。今思えばゾッとする行動ですけどね。もちろん上の人からもたくさん注意を受けました!ということで皆さんはマネしないでくださいね!!(笑)」
 
菊地
「いやいや、マネしたくても落語って!まずは修行が必要ですよ(笑)。先生、落語を始めるキッカケって一体何だったのでしょう?」
 
石川先生
「父の影響です!父は画家だったのですが、落語の世界を油絵で描いていたりしていた人だったので落語も上手でしたから、自然と私の身体にも染み付いていたんでしょう。本当に多趣味な父で影響力が抜群!絵のお弟子さんも3歳から100歳までいました。」
 
菊地
「石川先生のその溢れ出る魅力はお父様譲りなんですね!」
 
 
教員として苦しかったこと

菊地
「では先生、教員になられて一番苦しかったことってなんでしょう?」
 
石川先生
「自分の弱点を克服出来なかった時期ですね。教員になりたての20代、私は子どもっぽく迫力がなかったんです。生徒に注意しても上手くいかないことばかりでした。強面な自分を目指して髭を生やしたりなんかもしましたよ。ですがある時から“自分の弱点に背を向ける”ようにしたんです。『自分は子供っぽくていいんだ!』と開き直ったらすごく楽になったのを覚えています。それからは自分らしく、自分にしか出来ないことを大事にするようになり教員生活が楽しくなりました。あと、当時当校は女子校でしたので、女子同士の交友関係には正直苦労しましたね。ただ、経験を重ねるとともに『心を開いて本気で話し、教員と生徒という関係ではなく“人と人”という意識で真正面から向き合う!』ことで生徒も自然と心を開いてくれるということを学びました。それまで多くの失敗を経験しましたが、今となっては微笑ましい思い出です。」
 
菊地
「先生と生徒の関係をしっかり築くことは確かに大切ですが、時には崩すことも必要ということですね。勉強になります。」
 
 
教員生活でのやりがい

菊地
「それでは、先生が感じる“教員のやりがい”とはなんでしょう?!」
 
石川先生
 
「生徒の悩みや楽しみを共有出来ることでしょう。“その人の人生に関われる”こんな素晴らしいことって他にないのでは?!助けになっているかは分かりませんが、少しでも『力になれれば・参考になれば』という気持ちでいますので、そういう意味でいつでもサポート体制は万全です!」
 
菊地
 
「それでは先生のサポートは菊地がしていきます。約束します!」
 
目指した教員像とは

菊地
「石川先生が目指していた教員像ってありましたか?」
 
石川先生
「“無駄口を叩かないが肝心なことはビシっと言える先生”です。弁論大会参加を薦めてくれた先生のような!ですね。」
 
菊地
「肝心なことを言ってくれる人って実はとても貴重な存在なんですよね。皆さん!耳に痛いことをビシっと言ってくれる人、大切にしていきましょうね。」
「それではここで石川先生のオススメの一冊をご紹介頂きます。」
 
石川先生
「『こゝろ 著:夏目漱石』です。人生の中で一番大切なこととは・・・読んでみれば頷くことでしょう!!」
 
菊地
「宣伝がお上手!(笑)では続けて先生の流儀を教えて下さい!!」
 
石川先生
「“為せば成る”です。人生生きていると不可能だと感じることが多いと思いますが、意外と『道は開ける』もの!大きな宇宙からみると、今抱えている心配事や悩みはとても小さな点のようなもの。人生の中の一つの通過点という風にみなさんも感じることでしょう。」
 
菊地
「石川先生の今までの通過点、朝まででもお話を聞きたい菊地ではありますがそれはまたの機会にということで・・・(笑)。」
 
 
若かりし頃の自身にかける言葉とは

菊地
「先生、若かりし頃のご自身に今会えたとしたらどんな言葉を掛けられますか?」
 
石川先生
「『もっと肩の力を抜いて!』『もっと人の話しを聞いて!!』ですかね(笑)。」
 
菊地
「菊地的には肩に力が入り過ぎ!というくらい頑張っている人のほうが好きですけど、ね!(笑)」
「それでは最後に!!“教員を目指す方、現在教壇に立たれている方”へメッセージをお願いします。」
 
 
教員を目指している方々へ

石川先生
「何事も前向きに粘り強く取り組むことが大切です。派手な成果を狙うのでなく諦めずじっくりと取り組んでいきましょう!そして分からないことや壁にぶつかった時には周囲の人に何でも聞きましょう。“聞く”という行動は人と知り合うキッカケにもなり人間関係のスタートでもあるのです。そこから多くのことを共有し信頼関係が築けていくのだと思います。職員室には色々なタイプの先生がいます。特色ある!といったほうが正しいかな?(笑)色々な人の考えを参考にしながら自身を成長させられるよう頑張りましょう。」
 
 
教壇に立たれている先生方へ

石川先生
「“一国一城の主”のような考えになっていませんか?一人ひとりの生徒に対してどのような取り組みを今までしてきたか、ということを職員皆で共有することが最も大切なこと!決して忘れてはいけません。担任が変わったら何もかもが一からとなってしまうのは、本当はとても悲しいことです。生徒たちに不十分な対応をしてしまっていることと同じ。生徒一人ひとりに教員皆で関わっていくことが、学校ではとても大切だということを忘れないで下さい。そして『毎年やっていることだから…』という考えは絶対に持たないことです。自分の思い込みほど恐いものはありません。ご自身がされている授業は昨年と比べてどうですか?毎年まっさらな状態で授業計画を練っていきましょう!」

東京立正


ということで第17回「アイティーチャー菊地が行く!学校インタビュー」皆さんいかがだったでしょうか。
 
番外編として“落語家石川先生”にこんな質問を投げかけてみました!
男と女を漢字一文字で表現すると…?

◆男→“純”   ◆女→“怪”

 
思わずあっぱれ!と言ってしまった菊地です(笑)。
ちなみに先生は人のことを歯で覚えるんだそうです!菊地の歯もずっとずっと覚えてくれていますよ~に。

 
最後になりましたが、どうしても言わせて下さい。
『石川先生のすべての表情が愛くるしく心の底から…大好きです!』
先生の役者デビューを心待ちにしております!!ね。 
編集
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