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教員募集のアイティーチャー
コラム・その他 学校インタビュー
東葉高等学校タイトル

今回お伺いしたのは、千葉県船橋市にある東葉高等学校です。

『建学精神』
大正14年に設立された歴史と伝統のある学校です。その建学精神は一人一人かけがえのない人生をもち、それぞれ異なったすばらしい個性をもっているという「人間尊重の精神」、生徒一人一人をよく見て、良い点、個性を見つけ伸ばしていくという「個性尊重の教育」、そして、自分で自分を教育するという「自己教育力の育成」を目指しています。

『教育理念』
-人間尊重の精神-
人は、一人一人かけがえのない人生を持ち、それぞれ異なったすばらしい個性を持っています。

-個性尊重の教育-
生徒一人一人をよく見て、よい点や特色を伸ばしていく教育。

-「第三教育」の実現-
親(家庭)から受ける教育を「第一教育」、教師(学校)から受ける教育を「第二教育」、そして自分で自分を教育することを「第三教育」と名付け、生涯学び続ける、自立して生きる意欲を育む「第三教育」を促進する学校教育が本校の目指す教育です。そして向上心や学ぶ意欲などの心掛けを持ち合わせていれば、毎日、毎時間、毎分の見る・聞く・読む などのすべてが自分自身を教育する機会になることを指導し、その具体策の実行をスタートさせます。

東葉 外観写真

インタビューに答えて頂くのは、校長 松井 重久先生です。

節目の第20回学校インタビュー!
菊地はこの企画を始めた時から決めていました。そしてこの回をずっと心待ちにしていました。松井校長いよいよ出番です☆

『先生、正直なところ校長になった時ってどんなお気持ちでしたか??』
という私のストレートな質問に松井先生もストレート返し。

『実は、お母さんの為に校長になろうと思ったんだよね。私の母親は周囲に自分の子供の自慢をする人ではなかったんだけどね、教頭になった時に凄く嬉しそうだったんですって。だから母親が生きている間にもう一つ大きなプレゼントを残したいと思ってね。校長になったと報告をした時の母の顔を見て、少しは親孝行出来たかな?と思えたんです。今でも天国から見守ってくれていると思うだけで強くいられます。私にとって母に勝るものなんてないですから。』


【松井先生のお母様へ】
こんな素敵な方をこの世に送り出してくださってありがとうございます。
私の人生、大きく変わりました。
本当はお母様にもインタビューに行きたかった私です。
次に生まれ変わった時には必ずお母様の元へもお伺いしますので、その際は宜しくお願いします!
アイティーチャー 菊地 沙織


それでは第20回「アイティーチャー菊地が行く!学校インタビュー」ご覧ください!

教員を目指そうとしたきっかけとは

菊地
「松井先生お待たせ致しました!待ちに待った先生の回がようやくきました!!それではまず、先生が教員を志そうとされたキッカケからお教えください。」
校長
「高校2年の時に出会った担任の先生のような仕事・生き方がしたいと思ったのがキッカケです。ズバリその方を一言で表現すると…孤高のヒーロー!私にとってはロールモデルです。正直それまでの先生方は指示中心!考えさせない先生が多かったですね。私の場合、学校から採用を頂いたのが3月中旬(焦)!ギリギリまで粘ってどこの学校ともご縁がなければ、今頃は全く違った人生を送っていたことでしょう(笑)。」
菊地
「光る原石はギリギリで発見されたのですね…なるほど~。」
「松井先生が教員になってくれて本当に良かったです。出会えてなかったら菊地の人生に大きなダメージがありましたから(汗)。」

初めての教壇での思い出

菊地
「先生、初めて教壇に立たれた時のことを覚えていらっしゃいますか?」
校長
「あまり緊張した覚えはないな~。ただ今でも忘れられないほどの失態を一つ。私は初任で1年生の担任だったのですが…入学式の後にクラスの集合写真を撮りますよね?………実は前日に歓迎会があったのですが学生気分のまま深酒してしまいまして。翌日の写真に写っている自分の姿が酷い!!この先は皆様のご想像にお任せします(笑)。」
菊地
「私も耳が痛い(笑)!教訓の為の失敗!意味のある経験です。」

教員として苦しかったこと

菊地
「では先生、教員になられて一番苦しかったことってなんでしょう?」
校長
「う~ん。辞めたい!と思うほど苦しいことは正直無かったですね。まぁそのくらいこの仕事が好きということでしょうね(照)。好きじゃなければ42年も続けられないか(笑)。ただ、生徒が途中で辞めてしまうことは本当に苦しいです。初めて受け持ったクラスの一人が夏休み明けから来なくなってしまったという経験をしていて。もちろんすぐにご家庭に伺ったのですが…退学したい理由がなんと!結婚して働く!!!というものでした。腰が抜けるほどビックリしましたが、本人の気持ちは既に強く固まっていて何よりご両親もご納得している点が最終的な決め手となり、一番避けたかった退学という答えとなってしまいました。もちろん私としては残念で悔しい気持ちでいっぱいでしたが…最後にお父様と一杯呑んで帰ってきたのを覚えています(笑)。」
菊地
「その方があの頃の決断に後悔なく、今も幸せに暮らしていることを願うばかりですね。」

教員生活を支えているものとは

菊地
「それでは、先生が感じる“教員としての支え”とはなんでしょう?!」
校長
「父と母の働く姿です。『どんなに働いても両親には勝てない!』というのが正直な気持ちです。昔の人は凄いですよね、のべつ幕無し働いていましたからね。何時に起きていつ寝ているのか本当に分からなかったですから。」
菊地
「親には勝てない!今の時代、そんな風に“感謝の気持ちや尊敬の眼差し”をどのくらいの人が持ってくれているでしょうか。どんなに頑張っても親を越えることは出来ない。皆さんもそう思いませんか?!」

目指した教員像とは

菊地
「松井先生が目指していた教員像ってありましたか?」
校長
「先程もチラッとお話しましたが、教員を目指そうと思ったキッカケにもなった孤高のヒーロー!未だにその先生からは指導を頂いています。現在80歳ですが昔と何も変わらず私が一番尊敬している方です。最大の魅力は“切れ味鋭いのですが判断が正確で、温かさと冷たさを併せ持っている”ところです。誰にも媚びることなく軸がブレることもない、そして必ず結果を出すというところも本当にかっこ良いです。高校2年の頃、クラスメイトを本気で怒ったことがあったのですが、だいぶ時間が経った後に理由を聞いたところ『今ここで本気で叱らないと、この子は世の中に出た時に取り返しのつかない失敗をする。』と言っていた先生の姿…教員としては最期まで越えられない唯一の存在です。」
菊地
「世の中に出た時に…日々その子の将来を見据え指導をする!完全に英雄(ヒーロー)ですね。松井先生の尊敬する先生、一度私もお会いしてみたいです。」
「それではここで松井先生のオススメの一冊をご紹介頂きます。」
校長
「一番のオススメは、諏訪哲二さんの作品です。この方は元教員で、中途半端な意見がないので色々な意味で参考になると思います。…一冊とのことですが、折角なので私が今まで出会った作品の中で心に残っている三冊をご紹介させて頂きます♪

1,『資本論 著:カール・マルクス』
→学生時代に、知らないことをたくさん学ぶことが出来た作品です。

2,『ビジョナリーカンパニー 著:ジム・コリンズ』
→ちなみに一番のオススメは2巻の“飛躍の法則”です。職場、仕事、組織にとって最も大切なことは“人”だというメッセージが込められた作品です。

3,『池田 晶子さんの作品です。哲学や倫理の本が多く難しいイメージがあると思いますが、優しく学べる作品もたくさんあります!』」

菊地
「いや~、新しいコーナーの誕生を予感させて頂けるような宣伝ありがとうございます!!(笑)。では続けて先生の流儀を教えて下さい!!」
校長
「流儀は4つ!

① 教員としての職業倫理を忘れない
② 誰かがやらなければならない仕事で自分に出来ることは何でも引き受ける
③ 仕事をするなら良い仕事をする
(半端な仕事で納得するようでは良い仕事は望めない)
④ 肩書は仕事の後からついてくる(運も仕事のうち!!)」

菊地
「肩書は仕事の後から付いてくる!心にずっしりくる言葉ですね~。働く全ての人の元へ届けたいメッセージです。」

若かりし頃の自身にかける言葉とは

菊地
「先生、若かりし頃のご自身に今会えたとしたらどんな言葉を掛けられますか?」
校長
「『自分のやりたいように仕事してきたな!』かな(笑)。私は“ストレス”を感じたことがほとんどなくて…そもそもどんな状態(体調)がストレスなのかが分からないというのが正直なところなんですけどね。やりたいようにやってきた若かりし頃!周りの人に迷惑も掛けてきたので、感謝してもしきれないです。」
菊地
「ストレスの定義って実はないのかもしれないですね。人によって感じ方や受け止め方って様々ですしね。ただ一つ言えることは “ストレス”は心落ち着く方と話す時間が一番の発散法で特効薬だとも思っています!!現に私は、松井先生と話しているといつも嫌なことや悩み事を忘れていますよ。」
「それでは最後に!“教員を目指す方、現在教壇に立たれている方”にメッセージをお願いします。」

教員を目指している方
~教壇に立たれている先生方へ

校長
「それでは大切なことを4つメッセージとしてお送りしたいと思います!

① 先輩の真贋を見分けましょう。
→職場の教員全員が良質な教員とは限らない。

② 授業に勝る自習なし。
→体調不良等で致し方ない場合もあるかもしれませんが、出来る限り自習を出さない覚悟を持ちましょう。万が一、自習を出してしまった場合は、最大限の力を尽くしプリント等の準備をすることが大切です。

③ 仕事はお金でするな。
→この世界は、他の人よりも頑張ればお給料が増えるわけではありません。ですが、お金に代えられない幸福を味わえることは確かです。

生徒たちからの言葉や気持ち”を受け取ることが出来ます。その幸せを明日の仕事のエネルギーに変えられる人でないと、教員という仕事は楽しくないし続かないと思います。簡単に言ってしまうと…お金、お金と言う人はダメ!目指すことも辞めたほうが良いでしょう。

④ 教員になって数年は皆、“どんぐりの背くらべ”。その後の10年は教師としての力を付ける期間。そして、その後は“10年後の学校づくりを目指す先頭集団の一員となって仕事をする”こと。それが出来れば、自分の働き方や仕事の仕方・考え方を周囲に分かってもらえて職場における自身の役割(使命)は自ずと決まってきます。

→どんぐりの背くらべ期間は誰もが通過する道です。この頃は目の前のことで一杯一杯で当然!30歳前後の10年はしっかり教師力を付ける期間と言えます。そうです!!自分が思い描く理想の教員になる為には下積みが大切ということです。そしてその10年後…この時期に自身の仕事ぶりを後悔しても遅い。今の自分はどの時期に当てはまるか、考えてみてくださいね!」

東葉高校


ということで第20回「アイティーチャー菊地が行く!学校インタビュー」皆さんいかがだったでしょうか。

松井先生の最大の魅力、それは“人のことを傷つけない”ところ。
いつも菊地は感じています。
先生の言動や表情はただ優しいとか温かいとか、そんな簡単な言葉で表現出来ない!
そうです、菊地は松井重久先生に…夢中なんです☆(笑)

そして何より私は、先生の笑顔と可愛らしい笑い声が大好きです☆
これからもずーっと菊地は松井先生の姿を追いながら生きていくことでしょう。

今回はラブレターのような部分もありますが…皆さん、お許しくださ~い!!(笑)
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